【初心者必見】マーケティングとは?1分で理解できる解説

皆さんはマーケティングと言われると何を想像しますか?
または、マーケティングと広告の関係性について説明できますか?

私は半年前までわかりませんでした。むしろ今でも出来ているのか…。

それくらいマーケティングという言葉は曖昧で、色々な意味で使われている言葉なのです。

今回はそんな曖昧さを払拭していこう!という意気込みで執筆しております。
どうぞお付き合いください!

マーケティングとは

アメリカマーケティング協会(AMA)はマーケティングを以下のように定義しています。

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large. (Approved 2017)

マーケティングとは、顧客、クライアント、パートナー、および社会全体にとって価値のある製品を作成、伝達、提供、および交換するための活動、一連の機関、およびプロセスです。(2017年承認)

出典:Definitions of Marketing

少しわかりにくいのでまとめると、マーケティングとはつまり、「売れる仕組みをつくること」を意味します。

また、マーケティングを語るにおいて、ピーター・ドラッガーが提唱したマーケティングの定義は避けては通れません。

”マーケティングの目的は販売活動を無くすこと”

マーケティングを行うことによって、営業による販促活動を無くして売れるようにすることです。

「売れる」仕組みというのは「売る」仕組みとは異なり、顧客や市場のニーズを理解し、売ることなくとも自然な形で売れる環境こそがマーケティングの理想形といえます。

マーケティングを図解してみると、マーケティングという大枠の中に「広告」「PR」「SNS」などの施策があると考えられます。

なので、冒頭の答えとすると以下のような図を作成することができますね。

ではなぜこのマーケティングと施策の関係性を明確にしていく必要があるのでしょうか?

というのも、マーケティング=施策を打つことと考えてしまう人が多いからです。

とりあえず広告を配信すれば効果がでる、SNSを運用すれば集客ができる…というような施策ベースの考え方です。
施策はあくまでもアウトプットの一部です。

そのため、なぜ生活者のニーズを満たすのか?どのようなコミュニケーションが最適なのか?という戦略の部分が抜け落ちているとマーケティングは意味がありません。

そのため、考えるべき順序を間違えないようにすることが重要です!

なぜマーケティングをする必要があるの?

これまでの市場では、「いい商品をつくれば売れる」といった認識がありました。

極端に説明すると、多くの企業が製品開発には力を入れますが、その後は発自然に売れるでしょ!と考えていたため売るための施策を打たないという状況です。

しかし現在は市場の変化とともに、良い製品を開発するだけでなく消費者のニーズやターゲットを選定することが重要となりました。

そこで、市場が変化してきた理由を3つのポイントでご紹介したいと思います。

類似サービスが多すぎ

大量生産・大量消費の時代とともに、どこの市場を見ても同じようなサービスが出てくるようになり、現在それらは飽和状態にあります。

マーケティングによって他社製品との差別化や自社の強みを打ち出すなど、商品だけでなくその「戦法」を考えることが重要です。

情報が溢れすぎ

現在では江戸時代の一生分の情報量を現代の3日で消費してしまうそうです。

江戸時代と比べる必要が果たしてあるのかという部分はさておき、私たちは日頃から物凄い量の情報と接しています。

例えば、今日みなさんが通勤電車の中で見た広告で覚えているものはいくつあるでしょうか?
おそらく多くの人は0~1個程度だと思います。

このように、一度接触しただけで認識してもらうことすら難しく、情報が生活者に届く前に埋もれてしまうような状態なのです。

そのため購入に至るまでのカスタマージャーニーを設計し、その都度情報を与えていくことが大切です。

カスタマージャーニーとは
想定した人物が商品の認知から検討、購入に至るまでの行動を可視化したもの。

広告いらなすぎ

情報が溢れている現代では、生活者側も情報に対して非常に敏感です。

流れてきた広告をただ受け入れるのではなく、その中で自らが信じられるものだけを得るために情報を選択するようになりました。

そのため企業にとって比較的都合のよい情報が載っている広告は消費者からすると信憑性が低い傾向にあります。

一方、プラスもマイナスも含めた生活者のリアルな声が聞くことができる口コミが重要視されています。

これからは企業を中心とした情報伝播ではなく、生活者から生活者へ情報が拡散されるための戦略が必要になっています。

これからのマーケティング

以前までマーケティングは莫大な費用をかけてテレビCMを打つ、というように多額の費用と情報の拡散力が重要だとされ、マーケティング=投資というような認識がありました。

つまり、マーケティングは資金を多く持つ大企業が行うものとされていたのです。

しかし、現在では最低限の費用で必要な人に情報を届けることに重きが置かれるようになっています。

それだけでなく、消費者ニーズも複雑化されているためこれまでの手法では効果が得られなかったり、反対に思わぬところでよい反応が貰えたりします。

例えばふとした発言がTwitterで大バスり、その口コミが広まったことで売上アップに繋がった事例などはよく聞くと思います。

島根県松江市にある安本産業はドレッシングなどを販売している会社ですが、Twitterの開設当初フォロワーはたったの5人。

しかし、担当者の以下のような呟きが広まりフォロワーは一気に増加、ECサイトは品切れになる状況になったそうです。

「気づけば、よくわからない世界に来てしまっていました…これからどうしようかなと(笑)」

「(一応)企業アカウントなので成果がないとtwitterを辞めさせられてしまう厳しい世界です うちのアカウントを見た上司と同僚が『フォロワーが40人もいて、いいねもたくさんついててメッチャバズってるじゃん!』と言っていました。当分の間は大丈夫そうです」

参考:J-CASTトレンド フォロワー40人が一夜で5万人 松江のしょうゆメーカーのピュアなツイート

こちらは担当者の自然なツイートが共感を生んだ事例でした。

もちろん、全てのケースに当てはまるものではないかもしれませんが、このようにマーケティングの方法も進化していますよね。

マーケティングは大企業が取り組むもの、ではなく中小企業・ベンチャー企業を含めたありとあらゆる企業が取り組むことができるのです。

代表的なマーケティング手法

マーケティング手法として、代表的な手法を紹介します。

現代においては、時代遅れといわれることもありますが、まだまだ現役で活用できる手法ではあるため、参考にしてみてください。

  • SWOT分析
  • 3C/5C分析
  • ペルソナマーケティング

SWOT分析

SWOT分析は、自社の強み・弱み・外部の機会・外部の脅威をフレームワークで分析して、自社の販促の方針を決めるときなどに使われます。

自社について理解していると思っていても、整理してみると意外な強みや強いと思っていた部分が外部の脅威にさらされると弱いことがわかることもあります。

そのため、自社のポジショニングを確認する際にも活用できるマーケティング手法といえるでしょう。

3C/5C分析

3C分析および5C分析はマーケティングの基礎にあたる考え方で、Cから始まるマーケティング上重要なワードをもとにフレームワークを行い分析をする手法です。

まず、3C分析とは以下の3つのCから構成されています。

  • 顧客(Customer)
  • 自社(Company)
  • 競合(Competitor)

5Cは3Cの派生形で、以下の5つで構成されています。

  • 顧客(Customer)
  • 自社(Company)
  • 競合(Competitor)
  • 中間顧客(Costomer)
  • 環境社会(Community)

ビジネスにおいて重要な要素を、フレームワーク化することで商品の売り方に繋げられます。

ペルソナマーケティング

ペルソナマーケティングとは、想定顧客(ペルソナ)を作り出して自社の商品のターゲット設定を決めることを指します。

コンテンツマーケティングや広告運用においても活用できる手法で、年齢や性別、趣味といった要素を組み立てて自社の商品がどのような層に売れるのかを仮で作ります。

ChatGPTの活用により、要素を伝えることによってペルソナを簡単に作り出せるため、より導入が簡単なマーケティング手法といえるでしょう。

まとめ

マーケティング活動においては、企業の一員である前に生活者としての自覚を忘れないことが大切です。

ぜひ、今回ご紹介した考え方を踏まえてSNSや広告など施策を考えてみてください!

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