2024年1月8日


「SNS広告をやってみたいけど費用の相場がわからない」というお悩みを抱えている方へ、本記事にて【SNS広告の費用相場】について紹介していきます。
SNS広告の費用相場は、SNSの種類や課金形式によって異なりますが、月間30万円前後とされています。
他にも「SNS広告の課金方法」や「SNS広告を運用する上でのポイント」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考に、SNS広告の費用相場について理解を深めてみてください。
目次
SNS広告の費用相場

SNS広告の費用相場は、SNSの種類によって異なりますが、月間30万円前後となります。
出稿自体は少ない金額からでも可能ですが、広告として効果を得たい場合には、最低でも10万円の予算を用意しておくことをおすすめします。
SNS広告の種類については、以下があります。
- インスタグラム広告
- X(旧Twitter)広告
- フェイスブック広告
- TikTok広告
- LINE広告
- YouTube広告
それぞれのSNS広告の費用相場について解説していきます。
インスタグラム広告
インスタグラム広告の費用相場については、以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金 | 1クリック:100〜300円 |
アプリインストール課金 | 1インストール:100〜250円 |
インプレッション課金 | 1,000インプレッション:500〜1,000円 |
動画再生時間による課金 | 1回再生:5〜10円 |
インスタグラムは画像と動画がメインのコンテンツで、10代〜20代のユーザーが多く利用している傾向があります。
視覚的に訴求しやすいので、若者向けの商品の宣伝をしたい場合におすすめです。
インスタグラム広告は、フォローしているユーザーのストーリーズや投稿記事などに紛れて表示されるので、自然な流れでPRができるメリットがあります。
X(旧Twitter)広告

X(旧Twitter)広告の費用相場について、以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金 | 1クリック:25〜200円 |
アプリインストール課金 | 1インストール:100〜250円 |
インプレッション課金 | 1,000インプレッション:300〜600円 |
エンゲージメント課金 | 1エンゲージメント:40〜100円 |
フォロー課金 | 1フォロー:40〜100円 |
動画再生時間による課金 | 1回再生:5〜20円 |
Xは、幅広い世代が利用しており、他のSNSに比べると拡散力が高い特徴があるので、多くのユーザーに広告を配信したい場合におすすめです。
ターゲットとしているユーザーが広告に対してリツイートをおこなえば、さらに広告が拡散されて、多くのユーザーの目に入りやすくなるメリットがあります。
フェイスブック広告
フェイスブック広告の費用相場については、以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金 | 1クリック:100〜300円 |
アプリインストール課金 | 1インストール:100〜250円 |
インプレッション課金 | 1,000インプレッション:100〜500円 |
動画再生時間による課金 | 1回再生:100〜150円 |
フェイスブックは幅広い世代が利用しており、企業もアカウントを運用していることが多いSNSです。
企業向けの宣伝や世代を問わない広告をしたい場合には、フェイスブック広告を活用するのがおすすめです。
しかし、ユーザーに広告配信するためには、オークションで勝って選ばれる必要があるので、SNS広告の中でも広告運用の知識やノウハウが求められます。
TikTok広告

TikTok広告の費用相場については、以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金 | 1クリック:30〜100円 |
インプレッション課金 | 1,000インプレッション:100〜1,000円 |
動画再生時間による課金 | 1回再生:5〜60円 |
TikTokはメインコンテンツがショート動画なので、ユーザーに対して自然に訴求がしやすいメリットがあります。
TikTok広告にはさまざまな種類があり、ターゲットとしているユーザーに合わせて広告表示をすることで、高い認知度向上効果が期待できます。
LINE広告
LINE広告の費用相場については、以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金 | 1クリック:25〜200円 |
インプレッション課金 | 1,000インプレッション:400〜1,000円 |
友だち追加課金 | 1人追加:100〜400円 |
LINEはスマホを持っているほとんどのユーザーが使用しているので、認知度向上や世代・性別を問わない商品情報をアピールする際におすすめです。
LINE広告は細かいターゲティングができるので、ターゲットとしているユーザーに合わせた広告配信が可能です。
また、最低出稿額が定められていないので、1万円〜の低予算でも始めることができます。
YouTube広告

YouTube広告の費用相場については、以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
---|---|
クリック課金 | 1クリック:3〜25円 |
インプレッション課金 | 1,000インプレッション:300〜800円 |
動画再生時間による課金 | 1回再生:5〜50円 |
YouTubeはメインコンテンツが動画で、世界中のユーザーが利用しており、SNSの中でもっとも利用ユーザーが多いです。
広告は視聴動画の前や間に表示されるので、自然と訴求することが可能です。
YouTube広告はオークション形式が採用されており、クリック単価やインプレッション単価などの金額が高い企業の広告が配信されます。
SNS広告の課金方法

SNS広告の課金方法については、以下があります。
- クリック課金
- インプレッション課金
- アプリインストール課金
- エンゲージメント課金
- 動画再生時間による課金
- フォロー課金
それぞれの課金方法について解説していきます。
クリック課金
クリック課金とは、ユーザーが広告をクリックすることによって広告費用が発生する課金方法です。
クリック課金のデータ分析する際に用いられるのが、クリック単価(CPC)で、どのくらいの費用がかかるのか把握するのに役立ちます。
クリックの単価は、「コスト÷クリック数=クリック単価」で計算ができ、10万円の広告費がかかり500回のクリックの場合だと、クリック単価は200円となります。
SNS広告におけるクリック単価の相場については、20〜200円とされており、クリック単価が高ければ高いほど広告費も高くなってしまうため、クリック単価が高くなっている場合には広告出稿の改善が必要です。
インプレッション課金

インプレッション課金は、ターゲットとしているユーザーに対して、広告を表示した回数によって課金される形式のことです。
広告表示回数は1回ごとに課金されるわけではなく、1,000回ごとに課金されるように設定されています。
クリック課金と同様に、インプレッション単価(CPM)を計算することができ、「コスト÷表示数×1,000=インプレッション単価」の計算になります。
SNS広告でのインプレッション単価相場については、約100〜700円程度で、相場よりも高ければターゲティングが適切でない可能性があるので注意が必要です。
アプリインストール課金
アプリインストール課金は、ターゲットユーザーがアプリをインストールした際に広告費が発生する課金方法です。
アプリインストール単価(CPI)は、「コスト÷アプリのインストール数=アプリインストール単価」の計算式で単価を求めることができます。
SNS広告での費用相場は約100〜600円とされており、低い単価で広告配信がおこなえるメリットがあります。
また、アプリインストール課金では、ターゲットユーザーに対して広告表示やクリックしただけでは、費用は発生しません。
エンゲージメント課金

エンゲージメント課金は、SNS上でいいねやコメント、リツイートなど、ユーザーからリアクションがあった際に広告費が発生する課金方法です。
広告に対してリアクションを起こすユーザーは、商品やサービスに対して興味ある可能性が高いです。
そのため、コンバージョン率も向上することが見込まれるので、費用対効果は高いといえるでしょう。
動画再生時間による課金
動画再生時間による課金は、ターゲットとしているユーザーが広告動画を一定時間再生した際に広告費が発生する課金方法です。
一定時間以上のしなければ広告費用は発生しないので、広告の内容に興味があるユーザーに対して費用が発生することになります。
そのため、コンバージョンにつながりやすいメリットが挙げられます。
このように、動画再生時間による課金は、費用対効果が高い傾向にある課金方法といえます。
フォロー課金
フォロー課金とは、ターゲットとしているユーザーが自社アカウントをフォローした時に広告費が発生する課金方法です
フォロー単価(CPF)は「コスト÷新規フォロワー数=フォロー単価」で計算することが可能です。
費用相場については、40〜100円とされており、相場よりも高すぎないかどうかチェックしましょう。
ユーザーがアカウントをフォローする際には、自社の他の商品やサービスに興味があるという場合が多いので、コンバージョンに繋がりやすい課金形式といえます。
SNS広告を運用する上でのポイント

SNS広告を運用する上でのポイントについては以下があります。
- 広告運用の目的を明確にする
- ターゲットユーザーを明確にする
- 正しい初期設計をおこなう
それぞれのポイントについて解説していきます。
広告運用の目的を明確にする
SNS広告を運用する上でのポイントとして、広告運用の目的を明確にすることが重要です。
広告を運用するには、多くの費用が発生してしまうので、目的が明確になっていないと、費用対効果が下がってしまうリスクがあります。
例えば、自社の商品やサービスの認知拡大や、実店舗での来店数の増加などが挙げられます。
このように、SNS運用を通じて達成したい目的が明確になっていないと、SNS広告の正しい設計は難しいといえます。
ターゲットユーザーを明確にする

SNS広告を運用する際には、費用や課金方法などに目が向きがちですが、まずはターゲットユーザーを明確にする必要があります。
また、ターゲットユーザーに対して、何を伝えたいかを意識してSNS広告を運用する必要があります。
ターゲットユーザーによってSNS広告を使い分けることで、費用対効果を高めることが可能です。
正しい初期設計をおこなう
SNS広告を運用する際に、正しい初期設計をおこなうことで、得られるデータを元にPDCAを回し続けることにもつながります
広告でPDCAが重要な理由として、SNS広告をおこなっただけでは、そのSNS広告の良い点・悪い点の判断ができず、改善をおこなうことができません。
そのため、PDCAを回し続けることで、SNS広告として最大の成果を上げることにもつながります。
正しい初期設計をおこなうには、中間コンバージョンを設定したり、キャンペーンを細分化しすぎないなど各媒体で推奨している構造をしっかりと理解した上で、初期設計をすることが求められます。
SNS広告を運用する際の注意点

SNS広告を運用する際の注意点については、以下があります。
- 炎上リスクがある
- SNS広告だから安いというわけではない
それぞれの注意点を解説していきます。
炎上リスクがある
SNS広告の運用には拡散性が高いメリットがありますが、企業の意図とは異なる捉えられ方をされてしまい、炎上してしまうリスクがあるので注意が必要です。
炎上リスクを低くするためにも、ユーザーの立場になって広告を運用していくことが重要です。
立場によって意見が異なる話題についても、表現方法に注意しましょう。
具体的に以下の話題については、特に注意が必要となります。
- 男女差別
- 宗教
- 人種
- スキャンダル
上記に関する話題などは、なるべく避けるようにすることで、炎上リスクを低くすることにもつながります。
SNS広告だから安いというわけではない

SNS広告は、一般的な広告をおこなうよりも、低コストで始められますが、SNS広告だからやすいというわけではないので注意が必要です。
SNS広告では、潜在層から顕在層まで幅広くリーチできる特徴があるので、必ずしも費用対効果が高くなるとは限らないのも事実です。
予算が限定されている場合には、SNS広告ではなくてリスティング広告でコンバージョン数を伸ばすなどがおすすめです。
SNS広告を効果的に活用しよう!

今回は、SNS広告の費用相場やSNS広告の課金方法を紹介しました。
SNS広告の費用相場は、SNSの種類によって異なりますが、月間30万円前後となります。
また、SNS広告を運用する上でのポイントについては以下があります。
- 広告運用の目的を明確にする
- ターゲットユーザーを明確にする
- 正しい初期設計をおこなう
今回の記事を参考にして、SNS広告を効果的に活用してみてください。
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