2024年1月4日
美容室経営において、なかなか集客が伸びず悩んでいませんか?
「エステサロンでなかなか新規顧客を獲得できない」
「どんな集客方法が適しているかわからない」
「顧客が競合に流れてしまう」
エステサロンの集客を行うにあたり、上記のようなお悩みを持っていませんか?
エステサロンの集客では、ターゲットとなるお客様の人物像を設定し、ターゲットに適した集客方法を選択することが重要です。また、集客を継続的に行うため、サロンに適した方法を選択する必要もあります。
この記事では、エステサロンにおすすめの集客方法や、集客効果を高めるポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エステサロンの集客が上手くいかない理由
エステサロンの集客が上手くいっていない場合、以下のような原因が考えられます。
- 競合との差別化ができていない
- 適切な集客方法を選択できていない
- お客様とうまくコミュニケーションが取れていない
競合との差別化ができていない
自店舗の周辺に競合店舗が多く、差別化ができていないと、競合店に顧客が流れてしまい集客しにくくなってしまいます。エステサロンで集客を増やすためには、競合分析をしっかり行い、自店舗の強みを洗い出し差別化をはかることが重要です。
矢野研究所の調査によると、2019年度以降、エステ市場は全体的に見ると縮小傾向にあります。
参照:エステティックサロン市場に関する調査を実施(2023年)
メンズエステ市場は伸びているので、男性専門のエステサロンにしたり、男性向けメニューを用意したりして差別化をはかるのも1つの方法です。
適切な集客方法を選択できていない
ターゲットに合った集客方法を選択できていない場合も、集客につながりにくくなります。たとえば若年層向けのサロンなのに、若年層の利用が多いSNSでの集客を行なっていないとターゲットにアプローチできず、集客を増やすことが難しくなります。
また、ターゲットだけでなくサロンに適した集客方法を選択することも重要です。効果が出ていない集客方法を続けている、高額な集客方法を選択していて継続できないなど、サロンの現状にそぐわない方法をとっていると、集客につながりにくくなります。
お客様とうまくコミュニケーションが取れていない
お客様とうまくコミュニケーションができておらず、リピートにつながらない場合も集客につながりにくくなります。
エステサロンでは、新規顧客だけでなくリピーターになってもらうことも重要です。新規顧客を獲得した後は、リピーターになってもらえるようコミュニケーションを工夫する必要があります。
お客様を不快にさせるコミュニケーションをとってしまうと、継続にはつながりにくくなります。カウンセリングやコース説明で専門用語を使い過ぎていたり、写真や画像がなく口頭だけの説明をしたりするとイメージしにくく、継続に至らない可能性があるので注意が必要です。
エステサロンの集客方法6選
エステサロンにおすすめの集客方法を、以下の6つ紹介します。
- チラシ、DM
- クーポンサイト
- 自社サイト、ブログ
- SNS
- Web広告
- Googleマップ
それぞれの集客方法の詳細と、エステサロンで実践する際のポイントについて解説します。
チラシ・DM
1つ目の方法は、チラシやDMをポストに投函したりお客様に送付したりする方法です。チラシやDMは、インターネットを使わない層にも確実に情報を届けられる点がメリットです。
また、来店したことのあるユーザーに向けて、特別なお知らせやクーポンなどをDMで送付すると、再来店のきっかけになります。
ただし、チラシやDMの送付は印刷費や配送費、ポスティングのための人件費などが必要になる。また、集合住宅はポスティングNGの場合もあるので注意が必要です。
クーポンサイト
2つ目は、エステサロンのクーポンサイトに登録する方法です。
エステサロンを検討している人の中には、クーポンの有無を選定のポイントにしている人も多いです。
ホットペッパービューティの調査によると「クーポンによってサロンへ行く回数が増えた」と回答したユーザーは、ボディ/痩身領域で女性63.3%、男性79.7%、フェイシャル領域で女性58.5%、男性78.4%でした。
クーポンサイトを利用することで、集客数が増える効果が期待できます。クーポンサイトを選ぶ際は、利用料が予算に合うか、サイトの利用者層が自店舗のターゲットに合うか、サイト・アプリの機能などをポイントにして選ぶのが重要です。
自社サイト・ブログ
3つ目は、自社サイトやブログに情報を掲載し、定期的に更新することです。自社サイトやブログであれば、ある程度自由度の高い情報発信が可能です。
サイト内のメニュー表や施術へのこだわり、施術者の実績・プロフィールなどを詳細に記載しておくと信頼性が高まります。また、ブログで定期的に発信することで興味を持ってもらったり信頼感を抱いてもらったりする効果も期待できます。
SEO対策をして検索上位に表示されるよう対策すれば、知名度向上にもつながる。SEOはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで検索結果の上位に表示されるよう対策することを指します。
SEOについては、以下の記事で詳細に解説していますのでこちらもご覧ください。
SNS
4つ目の方法は、SNSで情報発信して認知度を向上させることです。
総務省の調査によると、20代、30代でSNSを利用している人は2021年90%前後にものぼり、若年層のユーザが多いことがわかります。
参照:総務省
また、Instagramユーザーは男性が43%、女性が57%と、女性のユーザーが多い傾向にあります。
参照:META
SNSアカウントは手軽に運用できるという点でも、SNSの利用がおすすめです。SNSアカウントでの継続的かつ定期的な情報発信を通じてファンになってもらい、自然な形で来店を促すことができます。
SNSやメディアを通じて企業のファンになり、購入や来店につながる消費行動モデルをDECAXと言います。DECAXについては以下の記事で詳細に解説しているので、あわせてご参照ください。
参照:DECAXとは?コンテンツマーケティングにおける消費者行動を解説
SNSでは自店舗の宣伝ばかりをするのではなく、自宅でできるセルフケアや美容など、ユーザーが有益と感じられる情報を提供することで信頼関係が構築できます。TwitterやInstagram、YouTubeといったSNSは画像や動画を投稿できるので、施術の様子やスタッフ紹介、店舗の雰囲気などをわかりやすく伝えるのにも向いています。
Web広告
5つ目の方法は、Web広告を運用することです。
リスティング広告はユーザーの検索キーワードをベースに広告が配信されるので、興味関心が高いユーザーに効率よく広告を配信できます。
また、ディスプレイ広告では動画や画像の広告の配信が可能です。エステサロンのブランドイメージを的確に伝えられるという効果があります。
Web広告のデメリットは、認知度は向上できるが必ずしも集客につながるとは限らない点です。また、Web広告で成果を高めるためにはターゲティングや入札戦略に関する知識や経験が必要で、すぐに成果が出るとは限らない点にも注意が必要です。
Web広告を運用してもなかなか効果が上がらない、社内にノウハウがない、人手が足りないなどの場合は、専門家に依頼するのも1つの方法です。ポストメディアでは、Web広告やSNS広告の運用代行を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ポストメディアのWeb広告・SNS広告運用代行サービスはこちら
Googleマップ
6つ目は、Googleマップを活用して自店舗の認知度を高める方法です。
ユーザーがGoogleで「新宿 エステ」などのキーワードで検索した場合Googleマップの検索結果上位に表示されると、認知度の向上や来店のきっかけになる可能性があります。
Googleマップで自店舗の認知度を高めるためには、マップの検索結果上位に表示させるためMEO(マップエンジン最適化)対策をする必要があります。Googleのビジネスプロフィールに情報を掲載し、店舗の住所や営業時間、メニューなどを詳細に掲載、写真もできるかぎり掲載しておくことが重要です。
また、口コミの多さもユーザーに選んでもらえる要素になるので、お客様に口コミを依頼してみるのも1つの方法です。悪い評価の口コミがついても丁寧に返信し、企業としての信頼性を高める工夫をする必要があります。
MEO対策やGoogleビジネスプロフィールについての詳細は、以下の記事で解説していますのでこちらもご参照ください。
参照:MEO対策ってなに?実施するメリットや方法/施策例を紹介
参照:Googleビジネスプロフィールの登録方法は?有効活用の仕方も徹底解説
エステサロンの集客で成果を出すポイント
エステサロンで集客を行う際に、押さえておきたい以下の3つのポイントについて解説します。
- ターゲットに適したアプローチをする
- 競合と差別化をする
- エステサロンの強みや方向性を明確に打ち出す
ターゲットに適したアプローチをする
1つ目のポイントは、ターゲットを明確にし、ターゲットに適したアプローチ方法を考えることです。
自店舗が打ち出しているコンセプトやメニュー内容に合うターゲットを設定し、ペルソナを作り込むことが重要です。ペルソナとは、自社の理想の顧客像のことを指します。
ペルソナを作る際の設定項目
- 年齢
- 性別
- 職業
- 職種
- 年収
- ライフスタイル
- 日々の行動
- 趣味 など
ペルソナを作り込むことによって適切な集客方法を選んだり、効果的なアピール方法を考案したりしやすくなります。
ペルソナの例
- しみや小じわが気になってきた30代後半の会社員
- 本格的にフェイシャルケアをしたい40代主婦
- 社会人デビューを機に美容にも力を入れたい20代女性
- 結婚式に向けてブライダルエステをしたい20代女性 など
競合と差別化をする
2つ目は、競合分析と自社分析を行い、差別化ポイントを探ることです。
競合とうまく差別化できないと、自店舗を選んでもらえない可能性があります。自店舗の商圏内にある競合についての分析と、自社の強みの洗い出しを行い、差別化できるポイントを探ることが重要です。
主に以下の項目について、競合の分析と自社との比較を行ってみましょう。
- 立地
- メニュー、コース内容
- 価格
- 集客方法
- スタッフの人数
- サロンの広さ
- サロンの雰囲気
- エステ以外のサービス
- ホームページやSNSでの発信内容
エステサロンの強みや方向性を明確に打ち出す
3つ目は、競合との差別化ポイントを洗い出したうえで、自店舗の強みや方向性を明確に打ち出すことです。どうしても勝てないポイントで無理に勝とうとするのではなく、自社ならではの強みを打ち出すことが重要です。
自店舗の強みの例
- 導入している機器、材料
- エステのコースやメニュー内容
- 得意分野 ・スタッフの経歴、実績
- エステ以外のサービス内容(カウンセリングに力を入れている、くつろいでもらうための空間づくりなど)
方向性や強みが曖昧だったり定まっていなかったりすると、ターゲットにも刺さりにくくなってしまうので、強みを洗い出した上で明確にアピールすることが重要です。
エステサロンの広告の注意点
エステサロンで集客を行う際は、以下の点に注意が必要です。
景品表示法
優良誤認(実際よりも良いサービスであるかのように見せる)有利誤認(実際の状況に反して、他店よりも安い、効果があるかのように見せる)がないようにする必要があります。
薬機法
健康や病気の予防に効果があるかのように宣伝するのは禁止されています。医学的に影響があると誤認されないように気をつける必要があります。
ビフォーアフターの写真
ビフォーアフターの写真自体は問題ありませんが、加工がしてあったり、全員が同じ効果を得られるかのように錯覚するような宣伝は避けましょう。
美容室のWeb広告を効率よく配信するならMITE-KURUがおすすめ
エステサロンの集客を増やすためには、エステサロンに来店しやすい、通いやすい地域にいるユーザーにアプローチすることが重要です。
Web広告を運用する際は、ユーザーの属性だけでなく地域でもセグメントすることでターゲットユーザーに効率よく広告を配信できます。
ポストメディアの『MITE-KURU』は、GPSを使用し、位置情報をベースに広告を配信できるシステムです。予算・商圏・期間の3つの項目を設定でき、最低出稿額10万円~運用できます。今いる人や住んでいる人、過去にその地域に訪れた人に広告を配信できるので、エステサロンの認知向上や来店のきっかけにつなげられます。
見積もりや広告配信料のシミュレーションは無料で行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
エステサロンで集客を行うには、チラシ・DM送付といったオフラインの手法のほか、Web広告やWebサイト、SNS運用などオンラインの手法も活用できます。ターゲットを明確に設定した上で、適した手法を選択するのがおすすめです。
Web広告やSNSの運用を始めても、すぐに効果が出るとは限りません。効果検証をしてPDCAを回しながら集客を強化していく必要があります。
Webの集客を行っているがなかなか効果が出ない、ノウハウや人手が足りないという場合には、外部の専門家に代行を依頼するのも1つの方法です。ポストメディアでは、マーケティング戦略の支援や広告運用代行などを行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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