駅広告は個人でも出稿可能?推しに愛を伝えるアイドル応援広告の費用

最近、韓国で話題のセンイル広告(応援広告)が日本でも知名度を高めています。。

「最近、駅でアイドルやキャラクターの誕生日を祝う広告を見る機会が増えた気がする」と思っている人も多いのではないでしょうか。
当記事では、駅広告にアイドル応援広告を掲載する際にかかる費用や流れ、注意点を解説しているので、「応援広告を出したい!」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

センイル広告(応援広告)とは

センイル広告(応援広告)とは、韓国で生まれた広告のことで、「セルイン」は韓国語で誕生日の意味です。
セルイン広告は、ファンがお金を出し合って、アイドルやキャラクターの誕生日を祝う広告を出稿します。

営利目的ではないため、広告のデザインはアイドルの写真やキャラクターイラスト、お祝いのメッセージが主流です。

セルイン(応援広告)が掲載されるタイミング

  • 誕生日
  • デビュー記念日
  • グループの結成記念日
  • 新曲やアルバムのリリース記念

セルイン広告(応援広告)の主な媒体

センイル広告(応援広告)の掲載先として利用される媒体は、大きくわけて4種類あります。
限定的な期間で推しを応援するために、より目立つ場所に広告を掲載したいと考えるファンが多いようです。

それぞれの媒体の特徴を詳しく解説するので、センイル広告(応援広告)の出稿を検討している人は、参考にしてみてください。

媒体の種類特徴
駅広告訴求力が高い
交通広告情報浸透率が高い
屋外広告視認性が高い
新聞広告信頼性が高い

駅広告

駅広告とは、電車や地下鉄に掲載される広告や、駅構内に掲載される広告のことです。
電車利用者は、1日に複数回駅を利用することもあるので、反復視認による訴求力が高いという特徴があります。

電車広告の主な種類は、以下の通りです。

  • ラッピング広告
  • 中吊り広告
  • ステッカー
  • ポスター
  • サイネージ
  • アドピラー
  • サインボード広告

交通広告

交通広告とは、バスやタクシー、新幹線、空港などの交通機関に掲載される広告のことです。
電車広告よりも広範囲に広告を展開できるので、多くの人の目に触れる機会が生まれ、情報浸透率が高まります。

交通広告の主な種類は、以下の通りです。

  • ラッピング広告
  • デジタルサイネージ
  • 車内放送
  • バス停広告
  • カードケース
  • 看板・ポスター
  • おしぼり広告
  • ポケット時刻表
  • ホームドアシート
  • 看板
  • イベントスペース
  • 機内誌・沿線誌
  • ステッカー

屋外広告

屋外広告とは、ビルの壁面や置き看板などの屋外に設置された広告スペースに掲載される広告のことです。
歩行時や車での走行時に必ず目に入るため、視認性が高いという特徴があります。

屋外広告の主な種類は、以下の通りです。

  • 壁面広告
  • デジタルサイネージ
  • 屋上広告塔
  • 屋上広告板
  • アドバルーン広告
  • 広告幕
  • 袖看板
  • 置看板
  • のぼり旗
  • 立看板

新聞広告

新聞広告とは、新聞に掲載される広告のことです。
新聞は公共性の強い媒体なので、新聞に掲載される広告には、高い信頼性があります。

ただし、購読者は中高年層が占めているため、若年層への訴求には向かないでしょう。

センイル広告(応援広告)の魅力

セルイン広告(応援広告)は、営利目的ではないため、広告の出稿主には経済的メリットは生まれません。
では、なぜ今セルイン広告(応援広告)が注目されているのでしょうか。

ここからは、セルイン広告(応援広告)の魅力を下記4つのポイントに絞って紹介します。

  • 推しへの愛を広告で表現できる
  • 推しをアピールできる
  • 推しが見てくれる可能性がある
  • 推しの記念日をファン同士で祝える

推しへの愛を広告で表現できる

センイル広告(応援広告)の魅力は、ファンが推しへの愛を自由に表現できることです。

一定の条件を満たせば、広告のデザインや使用する画像は出稿主自身が決められます。
そのため、推しへの感謝の気持ちやお祝いの気持ちを十二分に表現できるでしょう。

推しをアピールできる

センイル広告(応援広告)は、不特定多数の人に推しをアピールできることも魅力です。

センイル広告(応援広告)が出稿される媒体は、駅や交通機関、屋外など多岐にわたります。
多くの人の目に触れるため、新規ファンの獲得によって、活躍の場が広がる可能性もあるでしょう。

推しが見てくれる可能性がある

センイル広告(応援広告)の最も魅力的なポイントとして、推し本人が見てくれる可能性があることです。
実際に、韓国ではセンイル広告(応援広告)の前で撮った写真をSNSに投稿しているアイドルもいます。

『自分が手がけたセンイル広告(応援広告)を本人が見てくれる』というシチュエーションは、ファン冥利に尽きるのではないでしょうか。

推しの記念日をファン同士で祝える

センイル広告(応援広告)は、推しの記念日をファン同士でお祝いできることも魅力です。

センイル広告(応援広告)は、ファン同士が資金を募って掲載依頼を出します。
ファン同士でお祝いすることで、より一層記憶に残る記念日になるでしょう。

センイル広告(応援広告)の費用相場

「センイル広告(応援広告)を出してみたいけど、いくらかかるんだろう」と疑問に思っている人もいるでしょう。
そこで、センイル広告(応援広告)を掲載するまでにかかる費用を紹介します。

広告費用

広告費用とは、広告媒体に支払う費用のことです。 掲載先によって費用が大きく異なるので、出稿予定の費用相場を参考にしてください。

主な媒体の広告費用相場は、以下の通りです。

媒体の種類費用相場
駅広告20,000円~1,800,000円
アドトラック広告150,000~400,000円
交通広告40,000円~2,000,000円
街頭ビジョン広告90,000~500,000円
SNS広告10,000~30,000円
カップホルダー広告30,000円~150,000円(カフェへの手数料や代行費用)

広告制作費用

広告制作費用は、広告のデザインや印刷、動画の制作にかかる費用のことです。
出稿主が広告をデザインする場合、費用が大幅に削減できます。

広告制作にかかる費用相場は、以下の通りです。

項目費用相場
イラスト~150,000円
ポスターデザイン30,000円~80,000円
ポスター印刷代10,000円~15,000円
動画制作費用30,000円~100,000円
カップホルダー印刷15,000円~

センイル広告(応援広告)の出稿手順

「センイル広告(応援広告)はどうしたら掲載してもらえるんだろう」と疑問に思っている人もいるでしょう。

そこで、センイル広告(応援広告)を掲載するまでの流れを紹介します。

  • SNS等で共同出稿してくれる人を探す
  • 出稿場所を検討する
  • 所属事務所に許可を取る
  • 費用を集める
  • 広告代理店に申し込みをする
  • デザインを考える
  • デザインの審査を受ける
  • データーを提出する
  • 広告掲載

SNS等で共同出稿してくれる人を探す

日本では、電車などに広告を掲載する場合、基本的に個人での依頼は受け付けていません。
そのため、SNSやファンコミュニティで、共同出稿してくれる人を探す必要があります。

ある程度企画が固まっている場合は、クラウドファンディングで協賛者を募るのもおすすめです。

出稿場所を検討する

ある程度人数が集まったら、次に出稿場所を検討します。
共同出稿してくれる人の意向も聞きながら、場所を調整しましょう。

人気の場所はすぐに埋まってしまうため、早めに決めておくのがおすすめです。

所属事務所に許可を取る

日本でセンイル広告(応援広告)を掲載するためには、必ず所属事務所に許可を取らなくてはいけません。
掲載許可を取るには、下記の項目を明記して、所属事務所宛にメールを送りましょう。

  • 使用目的
  • 掲載日程
  • 媒体名
  • 依頼主名(団体名)
  • 使用したい素材

費用を集める

所属事務所からの許可が得られたら、広告掲載のための費用を集めます。

費用集めの際は、オタク仲間やSNSで出資者を募ったり、クラウドファンディングに挑戦するといいでしょう。
仲間うちで費用を集める場合は、PayPal、PayPay、LINEPayなどの電子決済サービスを使用するのがおすすめです。

広告代理店に申し込みをする

資金が集まったら、広告代理店に広告枠確保の申し込みをします。
基本的に、交通会社に直接掲載依頼はできないので、注意してください。

人気の枠はすぐ埋まってしまうので、掲載の3か月半~1か月前までには申し込みをしておきましょう。

デザインを考える

掲載枠が確保できたら、広告のデザインを考えましょう。

広告のデザインは、掲載媒体ごとに細かく規定があります。
掲載しなくてはいけない項目やサイズなどを確認して、デザイン制作に取り組んでください。

デザインの審査を受ける

広告を掲載するためには、広告審査を受けなくてはいけません。
通常、広告の審査は3日~4日程度で終わります。

しかし、修正が必要に鳴る可能性もあるため、早めに審査を受けておくのがおすすめです。

データーを提出する

広告審査に通過したら、広告代理店にデータを提出しましょう。

掲載媒体がポスターやステッカーなどの場合、印刷して提出する必要があります。
印刷会社に印刷してもらった制作物を、広告代理店に提出してください。

広告掲載

広告掲載日になると、センイル広告(応援広告)が掲載されます。
交通広告の場合、12時~14時の間に掲載がはじまることが多いです。

広告掲載の告知にも規定があることがあるので、掲載媒体の規定に従ったPRを行いましょう。

センイル広告(応援広告)を掲載する際の注意点

センイル広告(応援広告)を掲載する際は、いくつか注意しなくてはいけない点があります。
注意点を考慮しながら、掲載に向けた活動を行わなければ、センイル広告(応援広告)が掲載できなくなってしまうかもしれません。

これからセンイル広告(応援広告)掲載に向けた活動をしようと思っている人は、下記のポイントに気をつけましょう。

  • 日本の応援広告には事務所の許可が必要
  • 人気の広告枠は早めに確保する
  • 交通会社ごとの規定を守る

日本の応援広告には事務所の許可が必要

センイル広告(応援広告)の本場韓国では、センイル広告(応援広告)を掲載するための許可が不要な場合があります。
しかし、日本でセンイル広告(応戦広告)を掲載する際は、必ず所属事務所から許可を得なければ、広告を掲載できません。

日本で所属事務所の許可がないままセンイル広告(応援広告)を掲載すると、著作権や肖像権違反として訴えられる可能性もあるので注意しましょう。

人気の広告枠は早めに確保する

電車広告や交通広告、屋外広告は、一般企業もPR活動に利用するため、人気の広告枠はすぐに埋まってしまいます。
とくに、主要ターミナル駅や利用者の多い駅、目立つ場所のセンイル広告(応援広告)を掲載したい場合は、早めに広告枠を確保しなくてはいけません。

一般的に、広告枠は3か月半前から確保可能なので、人気の広告枠にセンイル広告(応援広告)を掲載したい場合は、遅くても4か月前から活動をはじめる必要があります。

交通会社ごとの規定を守る

センイル広告(応援広告)を掲載するためには、交通会社ごとの規約を守った広告を制作しなくてはいけません。
また、広告にアイドルやキャラクターを使用するにあたって、所属事務所との規定を守らなくては、裁判で訴えられてしまう可能性もあるので注意しましょう。

下記に、日本鉄道広告協会の広告掲出基準をかみ砕いて記載しているので、参考にしてください。

日本鉄道広告協会の広告掲出基準

  • 不快感や嫌悪感を与える過激な性表現の禁止
  • 子供が見ても問題のない表現である
  • 誹謗中傷や差別的な表現ではない
  • 法令を遵守した内容である
  • 社会秩序を損なわない
  • 各業界の規約や規制の遵守している
  • 肖像権や著作権を侵害していない
  • 事実誤認させる表現の禁止
  • 利用者に不利益を与える表現をしていない
  • 広告の責任の所在を明確にする
  • 広告としてふさわしい表現に徹している
  • 安全運転や円滑なサービス提供を損なわない表現をしている
  • 環境や景観を損なわない表現をしている

生誕祭やデビュー記念日にセンイル広告(応援広告)で推しを応援しよう

当記事では、セルイン広告(応援広告)の魅力や費用、掲載までの流れ、注意点を解説しました。

セルイン広告(応援広告)は、推しの誕生日や記念日をファンが一体となって祝えるため、注目を集めています。
セルイン広告(応援広告)を掲載したい人は、各媒体の規約や所属事務所の規定を守り、推しに喜んでもらえる広告を考えましょう。

もう少し詳しく知りたい方や、広告出稿を検討されている方はこちらからお気軽にお問合わせください。


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